最後はニトリにやられた!「収納グッズ・オブザイヤー2018」発表

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収納グッズ・オブザイヤー2018

なんだかここ数日で急に寒くなって、いよいよ年末という感じになってきましたね。

年末と言えば、こちらで毎年恒例となっている「収納グッズ・オブザイヤー」の発表です。正直、今年は私の中であまりヒット商品が思い当たりませんでした。例年なら、「あ!これ見てみたい!」という商品があれば、実物を見に出掛けたりメーカーに問い合わせるんですけど、今年はあまりそういうことがなかったんですよね。

それでも、今年一年の記事を振り返ってみると、5つの素晴らしい収納グッズを選出することができました。メーカー各社に敬意を表しつつ、「収納グッズ・オブザイヤー2018」受賞作品を順番に紹介してまいりましょう!

※この記事は2018年12月29日時点の情報に基づいています(2023年8月23日一部更新)

 

平安伸銅工業・LABRICO IRON

まずは平安伸銅工業の「LABRICO IRON(ラブリコ・アイアン)」。2×4材を突っ張れるDIYパーツとして大ヒットした「ラブリコ」を屋外でも使えるようにスチール製にしたものですね。ただ実用性が高いだけでなく、インテリア的にもGOODです。

つっぱりパーツ、壁面収納パーツとしてのラブリコ・アイアンももちろん素敵なのですが、個人的にはハンガーバーになる「伸縮アイアンロッド」がオススメです。これはラブリコで突っ張った2×4材以外でもどこでも使えます。もちろん木ネジが使えるところじゃないとダメですけど、DIYパーツとして幅広く使えるるので重宝することでしょう。

待ってました!「ラブリコ・アイアン」に伸縮アイアンロッドが登場
平安伸銅工業の「LABRICO IRON(ラブリコアイアン)」シリーズに加わった新パーツ「伸縮アイアンロッド」は、突っ張り式ではないけれど、長さを調節できる専用のハンガーパイプです。
2019/11/11追記:以前からニトリネットでも樹脂製のラブリコが「手軽なDIYができる2×4材アジャスター」として販売されています。ただし、店頭での取り扱いはありません。あくまでもネット限定です。

関家具・ezbo(イジボ)

関家具・ezbo(イジボ)

出典:楽天市場

お次は関家具の「ezbo(イジボ)」。ぶっちゃけ、私はそれまであんまり関家具が好きじゃなかったんですよ。なんだかトレンドばっかり追いかけているという感じがして。でも、イジボの発売で完全に見方が変わりました。

イジボはバックパネルから両側板を起こして、そこに棚板を置く構造のオープンラックです。つまり、非常に画期的な構造で組み立てがとても簡単というわけです。棚板だけでなくボックスやチェストもセット可能なんですけど、このチェストがまたシッカリしているのです。家具にウルサイ収納マンも納得のクオリティーです。テーブルもセット可能。

これ考えたヒト天才!画期的構造のシェルフ・関家具「ezbo(イジボ)」
関家具が販売する「ezbo(イジボ)」は実に画期的な構造のオープンシェルフです。二つ折りにされた背板を開き、そこに付いた両側のラダーフレームを起こして、棚板などをセットするだけ。しかもどのパーツも手頃な価格で、様々な部屋で使えます。
2023/08/23追記:上記のezboユニットシェルフは販売を終了した模様です。現在ezboブランドではワイヤーラックカラーボックスなどを展開しています。

 

無印良品・PPファイルボックス幅25cmタイプ

これまでナカバヤシ「キャパティ」の独壇場だったファイルボックスのダブルサイズに、無印良品が参戦したしたことも大きなニュースでした。「ポリプロピレンファイルボックススタンダード・幅25cmタイプ ホワイト」は従来の無印良品のファイルボックスを大きくしただけでなく、大きな持ち手を付けるという配慮もなされています。

さらに、同じ底面積で高さ1/2タイプもありますから、従来のファイルボックスとは比較にならないほど様々な使い方が可能です。もはやファイルボックスと呼ぶことが適切とは言えないくらい、用途は広がったと思います。

無印良品のPPファイルボックスにダブルサイズとその高さ1/2サイズが登場
無印良品のポリプロピレンファイルボックススタンダードに「ダブルサイズ(幅25cm)」とその「高さ1/2」サイズ、さらに「キャスターもつけられるフタ」が登場しました。これでナカバヤシのキャパティにあって無印良品になかったものが補完されました。ニトリもこれに続くでしょうか。

 

ニトリ・シールフック

ニトリ・シールフック「シェーバーホルダー」

ニトリの「シールフック」シリーズも個人的にはヒットでした。ユニットバス用の収納グッズとしてはアスベルの「ラックスMG」シリーズなどのマグネット式が各社から発売されており、ニトリでも扱われています。そんな中で敢えて貼って剥がせるタイプを投入したわけですが、とにかくラインナップが豊富なのです。

個人的にはマグネット式のほうが位置を変えやすくて便利だと思います。しかし、ユニットバスは各社で仕様が異なりますから、マグネットのくっつきが良くないということもあるでしょう。その点、貼って剥がせるタイプなら心配ありませんし、タイル面などにも取り付けることができます。

貼って剥がせる!ニトリのシールフックシリーズ「シェーバーホルダー」
ニトリのシールフックシリーズは主に洗面脱衣所や浴室で使うのに便利そうな貼って剥がせる粘着式の収納グッズです。今回はユニットバスの壁面に「シェーバーホルダー」を取り付けてみました。透明で目立たず、使い勝手も耐久性も問題ないです。

 

ニトリ・Nクリック・ボックス

先日もご紹介したところですが、ニトリの「Nクリック・ボックス」。ぶっちゃけ、これが今年1年でもっとも衝撃的でしたね。「収納グッズ・オブザイヤー2016」に認定したアイリスオーヤマの「モジュールボックス」もカラーボックスに革命を起こした商品でしたけど、Nクリック・ボックスもそれを上回るかもしれないほどの革命的商品です。

とにかく、組立てが簡単。なのに頑丈。そしてカラーボックスと思えないほど見た目が美しい。それでいて使い勝手もGOOD。価格は従来のカラボの倍ですが、おねだん以上の価値があります。

組立簡単!なのに頑丈!さらに見た目も美しい!ニトリ「Nクリック」ボックス
ニトリの「Nクリック」ボックスはスウェーデンのバーリンゲ・イノベーション社が持つスリースパイン特許技術を使った組立が簡単なカラーボックスです。しかし、それだけでなく、頑丈で、見た目も想像以上に美しい。2018年度グッドデザイン賞受賞も納得です。価格はちょっと高いですが、メリットを考えれば全然高くなく、まさにおねだん以上と言えます。

 

というわけで、「収納グッズ・オブザイヤー2018」受賞作品のうち2つをニトリが占めるという結果となりました。かつて私が粗大ゴミ置き場と呼んでいたニトリがここまで来たというのは本当に驚きです。

ニトリに負けず劣らず勢いを感じる無印良品も食い込んできたのは納得ですね。また、関家具、平安伸銅工業も勢いを感じるメーカーです。結局、「収納グッズ・オブザイヤー2018」は勢いのあるメーカーと販売店が順当に受賞したという感じがします。

やっぱり、勢いのある会社は消費者のツボを押さえているんでしょうね。2019年はもっとドツボにハマる作品に出会えることを願っています!

2019/12/28追記:

今さらではありますが、2018年に発売されていたと思われるカインズ×平安伸銅工業の「つっぱりポール」シリーズも「収納グッズ・オブザイヤー2018」受賞作品に加えたいと思います。手頃な価格にもかかわらず、オシャレで使い勝手の良い収納グッズです。

カインズで平安伸銅工業「DRAW A LINE」の廉価版が販売中
カインズ×平安伸銅工業コラボの「つっぱりポール」シリーズはまるで「DRAW A LINE」のような白と黒の突っ張り棒とその関連品です。ドローアラインの1/4~1/2程度という手頃な価格が魅力。100均と比べれば高価ですが、インテリア性では比べるまでもありません。

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